等身大でちょうどいいSUV──“素”のフォルクスワーゲン ティグアンに乗ってみた

いまはゴルフよりもこのコンパクトSUVがいちばん売れている

オート 
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正直、スポーツカー的なフィーリングを求めるのであれば、「フォルクスワーゲン(Volkswagen)」のコンパクトSUV “ティグアン(Tiguan)”のなかでは、ティグアン eTSI R-Lineがおすすめだ。ただ、今回取り上げるのは、それよりももっとシンプルな“素”のモデル──ベースグレードのティグアン eTSI アクティブだ。

なぜあえてこのグレードを推すのか? 理由は明快。乗っていて好印象、クルマとして基本の“走る・曲がる・止まる”がしっかりとしていて、何より価格が487万1,000円(税込)とこなれている。同クラスの他の輸入車メーカーと比較すると50万円以上リーズナブル。個人的に、500万円を超えると、気軽さが一気に遠のくが、このティグアン eTSI アクティブなら肩肘張らずに乗れる、はず。

そんなこのオラオラ感0の素ティグアンを借りて、千葉方面へとひとっ走り。2024年にフルモデルチェンジして、3代目となったティグアンは、見た目も進化。少し高くなったボンネットとシャープなフロントフェイスが、SUVらしい力強さを纏いながらも、どこか都会的でスタイリッシュ。ドイツの御三家に負けない端正さだ。

気になる走りはどうかというと、1.5リッター直4ターボ+48Vマイルドハイブリッドで、最大トルクは250Nm。車重1.6トンのボディに対しては、正直これで十分。飛ばさずとも流れにスムーズに乗れるし、静粛性も高く、移動が快適。カスタムモードでは「ドライビングダイナミクス」「ステアリング」「ドライブ」「ACC」「オートライトシステム」「エアコン」の6項目が個別に設定できるのも魅力。数年前、このようなカスタムセッティングができる「ランボルギーニ(Lamborghini)」の“ウルス”様で驚愕したが、いまやティグアン君で楽しめる時代に。ちなみに、上位車種になるともっと細かくセッティングが可能なよう。

今回は高速道路中心のドライブだったため、ACC(アダプティブクルーズコントロール)を活用。これがまた優秀。前方車への追従が自然で、安心感も抜群。レーンキープアシストも安定していて、全体的に“ストレスのない運転”を体現していた。車体が軽めなこともあり、疲れにくさもポイント。現地に到着してからも元気に遊べたほど。

そして、地味に驚いたのが航続可能距離。ガソリン満タン時の表示がなんと830km超。え、これディーゼル? と勘違いするほどの燃費性能だ。カタログ燃費は15.6km/Lだが、高速中心なら22km/L台まで伸びるという話もある。実用性も申し分なし。

ちなみに、ティグアンは、2019年以降、名モデルの“ゴルフ(GOLF)”を抜いて、「フォルクスワーゲン」のなかで最も売れているモデルとなっていた(累計760万台以上)。そう、世界ではあの“ゴルフ”よりも売れているのだ。本稿でおすすめするまでもなく、すでに人気であったか。

Volkswagen Tiguan eTSI active(2024年11月モデル)
新車価格:4,871,000円(税込)
駆動方式:前輪駆動(FF)
トランスミッション:7速AT(DSG)
乗車定員:5名
車両重量:1,600kg
燃料タンク容量:60L
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)
全長×全幅×全高:4,545mm × 1,840mm × 1,655mm
ホイールベース:2,680mm
トレッド(前/後):1,585mm/1,580mm
最小回転半径:5.4m
エンジン種類:直列4気筒 DOHC 16バルブ ICターボ+モーター
総排気量:1,497cc
最高出力:150ps(110kW)/5,000〜6,000rpm
最大トルク:250Nm(25.5kgf・m)/1,500〜3,500rpm
圧縮比:12.0
過給機:インタークーラー付きターボチャージャー
モーター(マイルドハイブリッド)
最高出力:14kW(18ps)
最大トルク:56Nm(5.7kgf・m)
WLTCモード燃費:15.6km/L
JC08モード燃費:18.3km/L
荷室容量リアシート使用時:652L、リアシート格納時:1,650L

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